ま、どうでもいいことと言えばどうでもいいんだけど・・・。
土曜日に時間があったのでゲームセンターに入って暇つぶしをしていた。暇つぶしといっても私はゲームはやらない人なので（たぶんやるとやめられなくなる性格なので）まぁ、本当にブラブラしながら時間をつぶしてるだけ。
その時に、あれはなんていうゲームなんだろうな、よくあるでしょ、スライドしてる台の上にお菓子とかアメとかキーホルダーの類とか、そんなのを下の回転してるところからすくいあげて落として、スライドしている台の上がいっぱいになると取り出し口に台の上のものが落ちるってヤツ。こんな説明で伝わるかな？
で、機械の中に入っているものは違うんだけど、そういうのが３台くらいあったの。そのうちの１台でチョコレート菓子が入ってる台にお兄さんかオジサンかよくわからないけど、男性が張り付きでず〜っとやってる。
１００円で６０秒やり放題っていう設定で、スライドする台（正確にはスライドしてないほうの台）にそのチョコレート菓子の箱がタワーみたいに高く積み上げられている。沢山すくって台をいっぱいにしていくとそのタワーが崩れて落ちるってわけ。
私たちがそのお店に入った時、既にそのお兄さんはいたわけなんだけど、とにかくず〜っとやってるの。で、そのタワーは崩れないんだけど、すくったチョコレート菓子はちゃんと落ちてるみたいで、もうね、ちょっと大きめの買い物袋（コンビニとかスーパーでもらう袋）がいっぱいになるくらいとってた。
うわぁ〜、そんなに欲しいのかなぁ・・・と思ってチラチラ見てたのね。
で、しばらくしてまたそこを通ると、そのタワーが崩れかけてたの。ほら、カプセルみたいなので覆われてるでしょ、そこに寄りかかってる状態。
私は、なんだもうちょっとじゃん・・・がんばれぇ〜みたいに思いながら、またそこを離れた。
で、更にしばらくしてそこに行ってみると、さっきのお兄さんがいない。かわりに女の子のグループがその台にいてはしゃいでる。しかもタワーもなくなってる。
あぁ、あのお兄さん、とれたからやめたのか・・・みたいに思っていたらダンナが近くにきて・・・・
「あの人、あんなにがんばってたのにとれなかったみたいだよ。」
「え？なんで？とれたからやめたんじゃないの？」
「だって、あの女の子達『１００円でこんなにとれたぁ〜！！』って喜んでたもん・・・。」
「へぇ〜そうなの？あたし、とれたからやめたんだと思ってた・・・。」
確かにダンナの言う通り、女の子達の足元にはあのタワーだったらしいチョコレート菓子が沢山入っている袋が置いてあった。
あぁ〜ぁ・・・。あの人、どれくらいお金を使ったのかはわからないけど、勝手に想像するに２０００円とか３０００円とか使ったんじゃないのかな。っていうか、その使った金額以上に、そこまでがんばって、あと百円でとれたかもしれないけどやめちゃったんだよね。そりゃ結果としてあと１００円でとれたのにって思うだけで、ひょっとしてあの人がやってたらあと１０００円使ってもとれなかったかもしれない。それは誰にもわからないよ。
なんかさ、生きるか死ぬかみたいに重要なことじゃないんだけど・・・・神様って意地悪だなぁ〜って思った。
ちなみに、やってたお兄さんはまだ店内にはいたみたいで、その女の子達がはしゃいでいるのをチラッと横目で見ながらお店から出て行った。
悔しいだろうなぁ〜。
あたし、たぶん自分が『絶対』にそういう気持ちになるのがわかってるからゲームってやりたくないんだよね。品物が取れないのが悔しいとか、たとえば私は宝くじも買わない人なんだけど、自分が外れて他の人が当たってるのとかって悔しかったりがっかりしたりって『絶対』あるじゃん。そういう気持ちになることがイヤ。
特にゲームなんて１００円とか２００円とかだから「くっそぉ〜！！」とか思って何度もやることになりそう（っていうか、「なる」と思う）だからハナからやらないの。
なんか悔しくて「次、次」って思うのはゲームとかじゃなくてもっと違うことに向けてたい。
世の中に『絶対』ってのはないと思ってるけど、この件の私自身に関しては『絶対』と言い切れる。
