最近の妊産婦、産科に関するニュースについて

救急なのに受け入れを断られたとか、医者がいなくて産科がなくなって健診はするけどそこでは産めないとか。


こういうのを見たり聞いたり読んだりすると・・・でもそれは元をただせば結局診てもらう側に原因があるんじゃないかな。特に産科って結局二人分の命を扱ってるわけで、で、まぁ両方になにかあった場合も大変だけど、どちらか一方になにかあった場合でさえ、もう何言われるかわかったもんじゃないって感じがする。もちろん、人としてそう言いたくなる気持ちはわかる。けど逆に先生の立場だったら「本当に一生懸命やったんです」っていう場合もあると思う。それでも上手くいかないことだってあると思う。なのに裁判とかされたら・・・・って、ホントにやってられないって思うのは人間なら普通のことだと思う。そりゃ、その程度の普通の人間だったら医者になる資格はないって言われるとしたらそれはそれでものすごい正解な気はするけど。


で、結局みんな産科にはいきたくなくなって、どんどん先生は少なくなって、そして少ない人数で多くのものすごく難しいことをやって、で結果としてミスして、訴えられて・・・・そういうの見てたら産科にはいきたくないな・・・みたいな感じ、悪循環よね。


新聞には産科が少なくなって病院で産めないなら、昔みたいに自宅で産んだらどうか、昔はみなお産婆さんが自宅にきてくれて自宅で産んでたみたいな投稿があったんだけど・・・それを悪いこととは言わないけど、結果として同じ道を辿りそうな気がする。

だって、もしだよ、数は少ないかもしれないけど自宅で出産してなにか異常があって、助産婦さん(かな?)に対して「あなたがちゃんと処置してくれたらこんなことにはならなかった」みたいなことになったら・・・助産婦さんだって「助産婦」っていう仕事が怖くなるんじゃないの?そしたらさ、やっぱり助産婦さんだってだんだん減っていって結局今の産科と同じことが起きるのでは。


「しょうがない」とかって軽い言葉で解決できる問題じゃないけど、受け入れを断った病院だけ責めてもなんの意味もない気がする。