一昨日の夜

今日のすごい太陽

秋(ひょっとすると冬かも)が来た夜


秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞ驚かれぬる(藤原敏行/古今集169番)


これは藤原さんが立秋に詠んだそうだけど(今年は8月8日)、一昨日の夜は本当の秋か、本当の冬か・・・私にはどっちかよくわからないけど、とにかくひとつ季節が進んだのがハッキリわかるような夜だった。


風が強くて風の音がすごい。ひゅぅぅぅぅ〜みたいな。で、それだけだったらただの風の強い日なんだけど、風で木の葉がこすれ合う音と木の葉の落ちる音、それに落ち葉が地面を転がって行く音。それが全部重なりあって、まるで雨でも降ってるかのよう。「パラパラ」ほど乾いた音でなく、「ザァーザァー」ほど重くもない。


私の貧弱な語彙では伝わらないから・・・結局は「すごい」夜だったってことになるのかな。