結構共通した「印象」

今日、中小企業の社長さん達が集まって話しているのがたまたま耳に入ってきた。あ、「耳に入る」というよりは「聞き耳をたててた」って感じかも。


話の内容は今時の若い(この「若い」の上限がどの辺りなのかはよくわからないのですが)自社の社員、あるいは出入りの取引先の社員の印象について。
話している社長さん達の年齢は60前後くらいかな。まぁ、言ってしまえば「今時の若いモンは」ってことなのでしょうが、でも話の内容を聞いているとそうでもない感じ。実はあたし、今日のメンバーに入っていない別な社長さんから数日前に同じことについて聞かされたところ。



今の若い人は勉強をしないよね。
「営業だ」って来るからちょっと質問すると答えられない。
仕事頼んでもわからないっていうから教えるけど、次に同じような仕事頼んでもまた同じように教えないとダメ。
頼んだ仕事はちゃんとやっても「自分の仕事だけ」やるだけ。自分ひとりで最初から最後までやる仕事ならそれでいいけど、自分の前には前段階をやってる人が、自分の後ろには後段階やってる人がいるわけで、前後をちゃんとつなげていけなくちゃ「自分の仕事をした」ことにはならんだろう、そういうことがまるでわかってない。
自分の「部分」の仕事だけしてそれで終わったって放置してるのは「終わった」って言えないって全然わかってない。



だいたい言ってることはこんな感じ。
もっとコンパクトにまとめるなら、



言われたことしかしない。
教えてもらったことを自分自身のものにしようという努力がみられない。
自分のモノに出来ないから創意工夫みたいな発展がない。

発展がないから言われたことしか出来ない・・・の循環だ・・・ってことらしい。


あたしはあまりそういうことを感じることはないんだけど、でも会社の規模とか地域とか関係なく、みんなが「そうだよなぁ」って頷いているところを見ると・・・たぶん本当にそうなんだと思う。あ、そういえば、もっと若い社長も同じようなこと言ってたなぁ。たぶんその人は30代だったと思う。ってことは、「若い」っていうのは20代以下のことかな。


何れにしてもそこそこまとまった人数の人が、全く違う対象の同年代に対して「ホントにやる気あるのか?」みたいな似たような印象を持っているってことは・・・これって時代とか世相とかそういうことにも関係があるのかなぁ・・・。