雪が降りそうな夜、雪の夜

雪が降りそうな夜、しかも今はまだ丸めな月に大きな暈がかかっている。
そういうのを見上げると、ほぉ〜〜〜・・・って思う。



そして、雪が降ると、雪は霧と同じようにカーテンだと思う。遠くの街の光も見えなくなる。でも月の光と月の居場所はわかる。



降ってから時間が経った雪は、もうそれは岩だったり小石だったりと同じようなものだし、まだ誰にも触れられていない雪の道を歩いていくのは薄っぺらな板の上を歩いていくのと感じが似てるんじゃないかと思う。



そして雪がとけてなくなっているように見えるところに薄っすら雪が積もっているところは死ぬほどよく滑ってヒヤッ!とする。
そういう時は自分の汗が冷えて寒く感じるのか、ドキッ!とした冷や汗なのかもよくわからない。