「最近の若いモンは」って言いたくないけど。

世の中が変わった、そういう世の中になったってことなんだと思う。
けど「それっておかしいんじゃないの?」と思うことを書いておく。
まぁ、今の世の中だから反対意見の方が多いんだろうな。
でも「それっておかしいんじゃないの?」って心底思うので書いておく。



最近の人達(でも、よくよく考えると既に何十年か前から変わってきてはいたような・・・)って好きなことを仕事にしようとするじゃないですか。それって100%間違いだと言うつもりはないです。まるっきり嫌いな仕事に就いて精神的に参ったり、体調崩したりっていうのがいいこととは思えない。


でも、なんていうか世の中なんでもかんでも自分の思う通りになるわけないじゃん。
(とアタシは思ってますが、まぁ世の中の方向として「やりたいことを我慢しない」方向を向いているのでそもそも「思い通りにならない」っていう前提が受け入れられてない気がする。)



で、アタシはもう古い昔の人間ですが、昔の人って先ずは「働かなければならない」っていうのが優先順位のトップにきてたような気がするんです。アタシはその考え方は「正しい」と思ってます。でも今の人は「やりたい仕事に就く」っていうのが優先順位のトップにきていて「働かなければならない」っていうのは二の次みたい。


しかも、一般的に親に面倒見てもらえてる高校とか大学(もちろん小学校や中学校もですが)のうちに将来のことを色々考えたらいいのに(具体的な職種じゃないにしても向き不向きとか自分の適性とか)っていうか、そういう時期に将来のことを考えるべきなのに(経済的な事情でアルバイトを頑張ってたりしてそんなこと考える時間的な余裕がないとか言われそうですが)成人(卒業)してからようやく「自分のやりたいことを探す」とか「やりたいことの努力を始める」って・・・なんか違うと思うんだけど。




もちろん卒業した後に自分でアルバイトなりしながらやりたいことを探したり、なにかになるために努力したりしてるんだから文句言われる筋合いじゃないってのはあるかもしれないです。そうやってる人達が高確率で自分の望み通りになってるんだったら文句ないです。でも実際はどうなの?



自分自身のこととして、アタシは別になにかの才能があるわけじゃないし(世間から天才といわれるようななにか)人の何十倍もなにかの努力をしてきてるわけでもない(成人以前の時点で)のでハッキリ言ってフツーの仕事に就いてフツーの仕事を好きになっていく努力をして、フツーの仕事をフツーに出来るような努力をしてきてるつもり。
全ての人を自分と同列に考えているわけではないけど、世間に一番多いフツーの人達はそうやってフツーの平凡を生きてると思う。
そしてその平凡はそんなに詰まらないことなの?



で、その「やりたいこと」みたいなのを探してる人、やりたいことを見つけて努力してる人(くれぐれも言いますが100%ソレを否定するつもりはないですが)って上手くいかない時に自分じゃない周りのせいにしてたりするんじゃないの?



なんかさぁ、成功してる人達が言う「努力すれば夢は叶う」って嘘だとは思ってないです。なんにも努力しないで上手くいってる人はいないと思う。(いたとしても極々稀だと思う。)だから努力は大切だけど、逆を言うなら「努力さえすれば夢は叶うわけではない」ってことを親に面倒みてもらってるうちに気付くべきだと思う。
アタシは「才能」ってものを信じています。



あ、まぁ一方で「物事を始めるのに遅いということはない」みたいな言葉もあるし、ホントに才能あったら年齢は関係ないかもしれない。