意外な野生

なんかすごいものを見ちゃいました。


真夜中のジョギング&ウォーキングに出た「行き」の道で鳥が轢かれているのを見たのです。ただしその時は走っていたので「鳥が轢かれているのか?」ぐらいな感じで通り過ぎました。ふくらみはあるもののほとんど平らになっている感じでしたが翼部分は「羽」感が残っていました。


アタシが通っている道はほとんど外灯のない道なのですが、そこのところは煌々と灯りがついてる場所なのです。なのでソレとわかりました。



で、まぁ、走っているうち、歩いているうちにそんなことは忘れて帰り道です。
帰りはプラプラ歩いていたのですが、「その場所」に近づいていくと「何か」がいる。道に「何か」がいることは良くあるのです、猫とか犬とか狸とか・・・。で、アタシはそういう「モノ」がいると近づいて見たいので息を殺してソロリ、ソロリと近づいて行くのですが、その「何か」はなんだかこっちに気付くふうもなく一心不乱になにかしている。なにしてんのかなぁ・・・と思いながら気付かれないようにぢぃ〜〜〜っと見ていて、ひょっとして・・・と思い当たりました。




あれって、轢かれた鳥の死体を食べてるんじゃないの?




ちょっとぎょっとしましたが、すごく確かめてみたいなぁ〜と思って更に近づくと(たぶんこの時40〜50mくらいと思います)こっちに気付いたのかソロリとその「何か」が移動して見えなくなったのです。(草むらに入ってしまった。)
なので、まだ近くにいるかも・・・と静かに急いで近寄りました。すると、その「何か」はこっちに気付いたから逃げたわけじゃなかったようで再び道路に出てきました。が、今度はこっちの気配に気付いたようで(この時約20mくらいだと思う)こっちをじぃ〜っと伺っていたかと思ったら今度は猛ダッシュで逃げて行きました。



あぁ〜ぁ・・・行っちゃった・・・
と思いながら、何をしていたのかソコに行ってみると・・・案の定。
道路にペッタリくっついていたはずの鳥の死骸はキレイにはがされていて羽はその辺に散らばっていましたが胴体らしきものはなくなっていて、しかも血のついた骨(のように私には見えました)も残ってました。
なんというか、貴重な動物性蛋白?を摂取していたというわけですね、たぶん。


その「何か」ですが、光は当たっているものの私自身に動物に関する知識がないので「コレだ!」って言い切れないのですが、キツネかなぁ・・・と思います。キツネというと「キタキツネ」くらいしかイメージがないのですが、大きめの耳にヒョロっと長い胴体(長いというか単純に痩せているだけかもしれないです)、そして胴体と同じくらい?の尻尾。
なんだろ、アレ。ホントにキツネかなぁ・・・。以前街中で見かけた「イタチ」よりは「ヒョロっと」感はなかったように思うのだけど・・・。



とにかく本当に色々なモノが出ます。ビックリします。



辺りは田んぼや畑が多いところではありますが、数百メートルのところには学校もあれば民家もあります。田舎だというのは認めますが「山里」みたいな場所ではないです。
でもこうして得体の知れないものが出没し結構な「野生」生活を送っている。
なんだか本当に不思議な感じがします。


コレだから夜は面白い。