10年後

最近・・・というわけでもないですが、実家の両親は今から「最期」のことを考えているようだ。
近くで見ていないのでハッキリどうこうは言えませんが、でも着実に「身辺整理」をしている。



今のところ、まぁ健康なほうだと思うので(もちろん若い時のソレとは違うとは思いますが)アタシから見ると「もうそんなこと考えているのか」という感じなのですが、でも冷静に考えて20年後も今と同じかと言ったらその可能性は限りなく低く(そりゃぁ元気で100歳を迎えてる方も少なくはないと思いますが)、もっと悪く言うならもうこの世にはいないと考えるほうが「普通」じゃないかと思います。
そう考えると、まぁ10年後・・・10年後はどうなのかなぁ・・・。


父曰く「20年後なんてまぁ生きてないだろうし、10年後だって今みたいな感じでいられるかどうかわからない。」



そうだよなぁ・・・。
逆算てわけじゃないけど、そうやって考えると「残された時間」てものすごく短い感じ。
自分を含め、多くの人が今や少し先の未来に向かって生きているように思うし、命が永遠に続くわけじゃないけど「最期」は自分でもわからない遠い先にあるような気がしてる。
あ、実際特別な理由(事故とか若くして不治の病とか)がない場合、例えば10代、20代の人にとって「最期」ははるか彼方だと思うけど、やはり50代、60代、70代・・・・と年齢が上がっていくに従って「最期」が近づいて、ハッキリ見えるようになってくる気がする。
たぶん・・・ですが、自分と同年代の人が亡くなったりするのも「先は長くない」みたいな「10年後生きているかもわからない」みたいなことをハッキリさせるんじゃないかな。



人の寿命としてそれはしょうがないことだし、どうしようもないことだけど、そういう言葉を直接親の口から聞くと、10年後の未来がものすごく近くに引き寄せられるというか、ものすごく「具体的」なものに思えてくる。




世間ではなんらかのカタチで「親孝行」している人が多いと思います。
が、自分に関していうなら今も親の世話になることはあっても親に対して何かをしてあげる・・・みたいなことが一切ない感じです。
モノでもキモチでも、なんでも良いからお返しがしたいけど、貧乏暇無し、モノもキモチも差し出すことが出来ないでいます。


せめてあと5年くらい経てば子供が独立?してほんのわずかかもしれないけどお金と時間が出来るはずだから・・・なんとかそれまで元気でいて欲しいです。



5年も10年も「あっ!」という間です。
制限時間内で目的を達成することが出来るようにしたいです。