車でも、道がなければ遭難気分。

夜の山道です。
天気予報で「寒気が入り込んで大気の状態が不安定」ってのは聞いてました。
けど、ここまでとは。


雷様に近づいてる感じで、アタシ、なにか悪いことしました?雷様の逆鱗に触れたかな・・・みたいに感じました。


最初から雷とまぁまぁ雨は降っていましたが山道を上り下りしている時に、もうヘッドライト点けなくてもいけるんじゃないかというくらいの雷。雨も一番早いワイパーでも追いつかないくらい、水のカーテンぐらいの勢いで降ってきて、更に?霧みたいなふわぁ〜っとした感じじゃなく、地面からの湯気みたいなので見通しが全くないくらい。
そして雹まで降ってきた。
それも「降ってきた」なんていう生易しいもんじゃなく、直径1センチくらいのヤツ。フロントガラスに当たってボンネットとガラスの境目に「溜まる」。うわぁ〜・・・コレ、車にボコボコキズがついちゃうんじゃないの?と不安になり気持ちとしては屋根のあるところに退避したい・・・のですが、まぁ山道ですよ、そんな気の利いたもんあるわけない。


見通しが悪いし、この雹だから・・・とりあえず大きな木の下にでも入って少し待つか・・・と車を停めました。
当たり前ですが、完全にガードされてるわけじゃないから雹は当たるし、雹に当たって折れたみたいな木の枝とか花、葉っぱが車の上に落ちてくる。
ひゃぁ〜・・・コレ、待ってたら少しはマシになるのかな・・・と思いながら窓の外を見ていると・・・どうやら通り慣れてるみたいな車(アタシが勝手にそう思うだけです、アタシは初めてで全く知らん道)は結構フツーに通っていく。
そして・・・たまに通る対向車のヘッドライトに照らされた地面は・・・もう「川」になってる。



うわわわわ・・・・コレ、どっかで土砂崩れとか起きてるんじゃないの?とりあえずアタシが通ろうとしている道が「フツー」に通れますように・・・と思いながら、しばらくして「ほんの気持ち」雨と雹が弱くなったような気がしたのでそこを出て無事、麓に辿り着きました。



で、ホント車が心配だったので、コンビニに車を停めてとりあえずざっと見てみると・・・どうやらアタシが思ってたみたいなキズはないかも。(けど濡れててよくわからない。)
ただ、外観がジブリの「千と千尋の〜」の最後で車のところに戻ったお父さん?が「ひどいな」みたいなことを言うシーンがあったと思いますが、ハッキリ言ってあれ以上の状態になってました。細かい木の枝みたいなのや葉っぱとか花びらとか泥とか・・・色んなものが車にくっついていました。
車クン、アタシを守ってくれて有難う。痩せ馬に鞭みたいに使われてる車ですが、更にアタシを雨や雹、雷から守ってくれて有難う。車には本当に感謝です。
そしてご飯食べていい気持ちになると眠くなるから・・・となんにも食べてなかったのでこのお店で食料調達。ホントにコンビニは有難いです。


いやぁ〜車に乗ってる時に(アタシの場合)ごく稀に超スーパーウルトラ土砂降りに遭遇することがありますが、今回のは雹まで加わりその上をいくくらいの土砂降りでした。
雪だとホワイトアウトっていうのがあると思います。
今回は夜の、しかも外灯ゼロの山道で水のカーテンみたいな土砂降りです。一番早いワイパーをなんで2、3倍速くらいで動かないんだ!ぐらいに思うほどの雨です。ヘッドライトの明かりもほんのちょっと先までしか届かないくらい。こういうのを表す言葉を知りませんが、ホント、道がなければ遭難してても不思議じゃないと思います。




ちなみに、ちょっと自分の予定していたルートとは違いますが、国道143号、長野県道12号、55号です。
たぶん日中の天気が良い日なら素敵な道です。
皆様、是非どうぞ。