理想じゃなく具体的なものが必要だと思う

政府?がいうところの「親学」とやら。
理想だけなら誰だって、どんな素晴しいことだって言える。で、言ったところでなにもならない。


なんの関係もないことだけど、田舎だと公共交通機関を利用する人が少なく、多くの人が自家用車で移動していると思う。しかも一人一台というのが多い。
で、特に最近では環境への配慮ってこともあり「公共交通機関を利用するようにしましょう」みたいな取り組みもしているんじゃないかと思う。
でもさ、田舎で暮らしたことがある人ならわかると思うけど、1時間に1本とか2本のバスや電車を積極的に利用する気にはなれないと思う。もちろん全然いないとは言わないけど、そういう人はそれなりに時間に余裕があるか、はたまたそれほど頻繁に利用しない人じゃないかと思う。
だって、考えてみてください。車で1時間程度のところに行くのにバス、電車を乗り継いで2〜3時間かかったら・・・普通利用します?しかも、例えばそれが夕方5時とか7時とかが最終だったら・・・利用のしようがないじゃん。

だから「みんなで公共交通機関を利用しよう」っていうなら、それを言う前に赤字覚悟で、例えば5年間とか10年間本数を増やしてみるとか、そういう具体的な何かがなければいくら言葉で上手いこと言っても難しいと思う。


で、最初に言った「親学」だけど、なんか田舎で盛んに言ってる「公共交通機関を利用しよう」っていうのにすごく似てる気がする。いくらいいこと言っても、例えば家のダンナみたいに夜12時に帰宅する人に(今や12時でも早い方・・・)子供と接する云々言っても・・・ふぅ〜ん、それが出来る人はしたらいいんじゃないの?って感じでしょ。そんな理想をどんなに言っても無理なものはムリなんだよ。




最近のダンナの働きっぷりを見て息子がボソッと言った。

「オレさ、まだ世間がわかってないような時期ね、幼稚園とか小学校低学年とかのことだと思うけど、先生が『お父さんは6時とか7時とかくらいに帰ってきますね?』って言って周りのみんなが『はぁ〜い!!』みたいに言ってたの聞いて『まぢで?ウソォ〜!!』って思ったもん。オレ、お父さんていうのは夜の11時とかくらいに帰ってくるのが普通だと思ってたし、どこのお父さんもみんなそうだと思ってた。だから本当にその時はビックリしたわ・・・。」