献血

今日、ものすごく久しぶりに献血をした。
自分では15年ぶりくらいかなぁ〜と思ったのですが、センターの職員さんからは「12年ぶり」だと言われたので・・・まぁとにかく久しぶりってことです、ものすごく。


で、自分が最後にやった頃はまだ「献血手帳」だったのですよ。けど、今は「献血カード」になってる、ほぉ〜すごいね。そして前回やったのが何時なのかちゃんとそのカードに記録が載るようになってる、すごい、スゴイ。



(大)昔、結構頻繁にやってた頃はまだ学生で、大都会とはいえないまでも自宅があるココよりはずっと都会に住んでいたので駅の近くには献血ルームがあったりして、お金がなかった自分はそこでもらえるジュースとか牛乳なんかがうれしくて気が向けば行ってた。
っていうか・・・基本的に「血を抜く」のが好きなのかも、すごく「誰かのため」みたいな崇高な気持ちじゃなく、ただ単にその行為が「好き」なのかも。



じゃぁなんでここ十数年はやらなかったのかというと・・・単純に行くのが億劫だったからなんです。今も駅の近くに献血ルームがあるわけじゃなし、逆に駅の近くにあったとしても自分は駅(電車、バス)を利用しないからわざわざ行かないと思うし、わざわざ行くとしたら「車」で行くと思うのです。けど、自分の中のセンターのイメージ(おそらくそのイメージは30年くらいも前のイメージだと思いますが)では駐車場がせまく、万一「満車」だったらバックで出なくちゃいけないんじゃ・・・みたいな完全な思い込みによる「不安」があって、実際に行ったことがなかったのです。(そういう理由なので献血車でしたのが最後、献血自体をしたくないわけじゃないのです。)


ここにきて、知り合いが結構献血をしているということがわかり、話を聞いてみると・・・「入り口からだと狭く感じるかもしれないけど、中は結構広いんですよ、駐車場が空いてなくても広いから止めるところはありますよ」とのことで・・・今回行ってみました。



・・・なるほど・・・ホントに広いです。自分が思っていたのよりかなぁ〜り広い。気持ちとしては4〜6倍も広いかも。



献血してきました。
そこを利用するのは初めてだったし、持っているのは「手帳」だし、前回は十数年前なので私の記録はもうないだろうと思っていたし、職員さんの話でもちょうど切り替え?の時期なのでないかも・・・とのことでしたが、なんとちゃんと残っていました。なのですぐにカードを作ってもらうことが出来、あとは通常通りの問診、医者の診断?、血液検査(とは言わない?)をして採ってもらいました。


あ、採っている人もそうですが、待合室?にも人が多く私が思っていたよりもずっと「繁盛」しているなぁというのが純粋な感想です。年齢は結構幅広い感じではありましたが、パッと見では20〜30代ぐらいが多い感じかな。


で・・・・、いざ採ってもらう針を刺してから、なのですが、どうもなかなか血が採れないらしいのです。刺した針を皮膚の上から触りながら「ここで間違ってないよなぁ・・・」みたいな。(もちろん口に出して言ってるわけじゃないですよ。)で、針の角度を調節されたり、腕を細いゴムホースみたいなので括るじゃなですか、それもメチャクチャきつく縛られたり、それでも上手くいかず、もっと硬いんだか太いんだかホースを変えて縛ってみたり・・・(特に聞かれなかったので何も言いませんでしたが、気持ちとしては腕がちぎれるぅ〜くらいな感じでした。)で、みたところその看護師さんだって十分ベテランみたいに見えたのですが、更に年上っぽいベテランの人に声を掛け様子を見てもらい・・・どうやら私の体は血の巡りが悪いようで、暖めればそれも良くなるだろうということで、両手に暖かいお湯みたいなのが入ったパックを持つように言われ、更に足の下にも同じのを入れられた。そして更に「体の中から暖めると全然違う」とのことでメチャメチャ熱いココアを持ってきてくれた・・・・しかし熱すぎてすぐには飲めない・・・。
そのうち体が温まってきたようで調子よく採れるようになったみたい。


ふぅ〜・・・今までも血管が細いだかなんだかで(でも今回のことで単に血のめぐりが悪いだけのことだったのでは・・・と思えたのですが)中々血管を探せない?というか「サクッ」っと針を刺してジャンジャン採れるって感じではなかったですが、正直今回ほど「大袈裟」な対応をされたことはなく・・・ビックリしました。



ちなみに・・・採ってる途中で「指先がしびれたりってことはないですか?」と聞かれ「大丈夫です」と応えたのですが、実はしびれがかってました。これ、他の人たちはそういうことってないのかな。あたしは毎回そうなので「異常」とは思ってないから「大丈夫」って言ったのだけど。



あ、そうそう、「体が冷えてる」から暖めて血の巡りを良くするということだったけど、自分としては寒いみたいな感じは全然してなくて、むしろ厚着をしていて「なんか熱いな」と思ってたぐらいなんです。まぁ、汗をかいて体が冷えたっていうのはあるかもしれませんが。
それに一般的には冷え性と呼ばれる体質なのかもしれませんが、自分として特に不便を感じるほどの冷え性ではないと思っているから、こんなところでこんなにも強く現れてくるってことにビックリした。


あ、そうそう、血を採ってる機械?に血の採れ具合?を示す三段階のランプ(緑、黄、赤)が付いているんだけど、看護師さんに声を掛けられて「へぇ〜そうなの?」とちょっと考え事をしたらあっという間に「赤(あんまり調子よく採れない)」に変わって・・・そしたら看護師さんに「ちょっと考え事をしたりっていうだけで血流って変わるんですよ」と言われた。へぇ〜・・・すごいね、人間の体って。


もらった資料には日本人の血液型の「発現率」というのが載っていて、A型4割、O型3割、B型2割、AB型1割くらいな感じ。よくAB型が少ないとかいうのは聞くけど改めてへぇ〜と思った。
あ、あとね、「3日間以内に歯科治療をしたか?(歯石除去含む)」という項目があったのですが、これにビックリした。確かに歯を抜くとかみたいな素人目にそれなりな大袈裟な治療ならわからなくもないですが、「歯石除去」って・・・そんな大したことないですよね?定期検診に行けばやってくれる・・・みたいな。なんで?って思ったのですが、それは口の中っていうのは一番「汚い」場所なんだそうです、細菌がウヨウヨしてる。だから歯科治療で口の中が傷付いていると、その細菌が血液に入ってしまい、その血を採って患者さんに輸血なんかをすると、健康な人であれば問題ない程度のことでも抵抗力が弱ってる人にとってはとても危ないことだと。
へぇ〜・・・素人には「それくらい」に思えちゃうけど・・・危ない、あぶない、アブナイ。
あたしはこれを聞いてまた的外れなことを聞いてしまった。
「あたし、自分でも知らないうちに口の中を噛んだりして口内炎になったりしてるんですけど、そういう傷は大丈夫なんですか?」
基準がよくわからないけど、そういうのは大丈夫だって。
でも「傷」から菌が入るというのであれば同じことに思えるんだけどなぁ・・・。



「針を刺す」って行為に抵抗を感じる人は多いと思うけど、肉体的に健康な人であれば手軽(という言い方は適切ではないと思いますが)に出来るボランティアだと思います。
皆さん、献血しましょう。