とんねるぅ〜♪

101127愛岐トンネル群

愛岐トンネル群(旧国鉄中央線の廃線とトンネル群、近代化産業遺産、経済産業省認定)が公開されてるというので行ってきました。
(以前ここで公開されるんだよぉ〜っていうのを書いているはずです。)
28日までというので、気合入れて行ってきました。


このトンネル群は全長8キロなんだそうですが(多治見駅から定光寺駅を過ぎて更に名古屋よりのトンネルまで)公開されているのはそのうちの1.5キロです。



まずビックリしたのは廃線跡に入る入り口の階段。もちろんみんな「歩く気」で来ている人たちなのでこの程度の階段は大したことないのかもしれませんが、平坦なところを歩く気分でいたらちょっとキツイと思います。一応自分は普段から足腰が痛いみたいなことはないので大丈夫ですが、歳をとってから(←この「歳」は人によって違うと思いますが)来るのはちょっと考えちゃうかなぁ・・・という感じです。(でも将来全線開通したらまた歩きたいんだけど・・・。)


公開されているところはキチンと整備されていてとても良い感じです。ただ、トンネルの外はここに線路が通っていたのか・・・と思うくらいの道幅のところもあって、線路って意外に幅が狭くても大丈夫なんだなぁと思いました。
途中「玉野古道」を通りましたがすぐ下に川の流れが見えて、こういうの私は大好きです。
全体的な感じとしては本当に眺めが良いです。(なんかこれは当然といえば当然のような気もしますが・・・。)そしてトンネルの中は(長いトンネルだけだけど)本当に真っ暗で、アタシは基本的に明るいところよりも暗いところの方が好きみたいで、気分的に「ひゃっほぉ〜ぃ!」って感じ。ホントにいいところだなぁ〜と思いました。



すごく良いところだし、歴史的、文化的な価値もあるのだから広く一般に知らしめる、知って欲しいっていうのは当然の気持ちですが、自分の正直な感想としては・・・人が多い、多すぎるって感じでした。(期間が限られているから集中しているということかもしれないですが。)みんなが関心を持つことでそれが「保存、再生」に繋がっていくのだろうと理解は出来ますが自分としてはそれが「残念」な感じです。なんというか、こういうのってバランスだと思うのですよ。
現状もキレイに整備されて水車やシシオドシがあったりして、それはそれでいいのですが、なんというかすごくファミリー向けみたいな、言葉で表現するのは難しいのですが、「寂れたところを散策する」というよりは「みんなで楽しく色々なことを発見しながら歩きましょう」みたいな感じがして(単純に公開している期間だけそんな感じでアピールしているのかもしれませんが)自分としてはそれが自分の期待とはちょっとズレている感じ。
なんというか、現状だと小中学校の社会化見学的要素がすごく強い気がしました。




以前ホームページのほうで「明科廃線敷」について書いていますが(現状はちょっと違ってきているかもしれません、当時の話です)そこはキレイに整備されて歩き易くなってはいますが、なんというか純粋に自然を楽しみながら歩く「だけ」を目的にしている感じなんです。だから人の手は入っていても全くそれが感じられないくらいに人工的なものがないんです。自分としてはそっちの方が性に合っています。もちろんこれは好みの問題なので、ホント、自分の感覚としてはファミリー向けという感じがしました。



自分は1時過ぎに着いて2時間ちょっといたのですが、公開時間を良く知らないで来たのかなって人が入り口で止められているのを見掛け「わぁ、カワイソウ・・・」って思いました。
事故や保存について色々と問題はあるのでしょうが、出来ればもうちょっと公開期間・時間を長くするとか事務所で入山料?みたいなものを支払えば1日自由に歩けるとか、そういうのがあったらな。(あ、もちろんその場合の事故等については「自己責任」ということで・・・。)