それってどうなの?

今、道路には雪がいっぱい残っています。特に歩道なんかは寒くてとけないので「白いまま」固まってるところがほとんどです。


で、そういう道を歩いていた時のことですが、向こうからメチャメチャ「紳士」な感じの男性が歩いてきたのです。もうね、「紳士」ですよ、年齢的にも外見的にも「紳士」。
高級そうな「コート」着て、高価そうな鞄を持って、年齢は・・・たぶん50代ぐらいで身奇麗な感じかな。


へぇ〜・・・田舎にもこういう「オシャレ」な感じの人っているんだなぁ・・・と思ってなんとなく見ていたらその男性が歩道の脇に設置されているイスのそばに近づいていったのです。
(なんか注視してたように思われるかもしれませんが、そういうわけじゃないです。自分も転んだりするのはイヤだから路面を見てる時間の方が圧倒的に長い。)
あれ?こんなところでどうしたの?と思ったら、その男性イスに鞄を置いて、自分はイスに向かって立ったまま片方の足をイスに掛けて靴紐の解けたのを結び直していました。


イヤ、細かいことだってわかってます。そんなことに一一目くじら立てなくてもっていうのは。
けどなんか自分として、そういうアンバランスなのが本当にイヤなんです。


イスにも雪が積もってるっていうならまだしも、そのイスの上の雪は消えていて、そういう状況ならやっぱり「イス」は「イス」で「座る」ためにあるんじゃないかって思うのです。
そういうところに土足の足を置くのはどうかと思うんです。あ、そりゃね、雪が白い状態で凍ってる道だから靴の裏が泥で汚れてるとかってわけじゃないのはわかるんです。
でもやっぱりソレは違うんじゃないの?って思ってしまう。


なんか見た目「紳士」なら行動も「紳士」であって欲しいんです。あ、もちろんその男性が自分の見た目を「紳士」にしようと努力してるかどうかは知りません。別になんにも考えなくてもそういう格好に「なっちゃった」っていうならどうしようもないことです。
でもやっぱりアタシは外見と中身がイコールみたいなのを望んじゃうんですよね。
ホラ、すごく若い娘がブランドの「なにか」を身に着けていたり持っていたりするじゃないですか。アタシはアレもイヤなんです。あ、別に持つなって言いたいわけじゃないですよ。あくまでもそういうのを見た時の自分の感想です。そういうの持ってることがカッコイイと思ってるのかもしれないけど、個人的には逆に恥ずかしくないのかなって思っちゃう。
ちゃんとしたモノを身に着けることでその人が磨かれるってことも言われるから単に貧乏人の僻みかも。



なんか「紳士だなぁ・・・」って思ってた気持ちが「ふぅ〜ん・・・」みたいな気持ちになっちゃった。





(「外見」=「中身」を期待しちゃいますが、そうじゃない場合もある。「うだつのあがらない格好」<「立派な態度」の場合は「カッコイイ」と思います。)