人間の場合は目に見えないから難しい

最近毛虫(アメリカシロヒトリ)を見て思ったこと。あ、もちろんほぼ全ての「虫」「昆虫」に共通するんじゃないかと思うけど。



ちょっと前にアメリカシロヒトリについて書いてあるのを読んだんだけど、アメリカシロヒトリの成虫は1センチくらいの蛾なんだって。(たぶんあたしは成虫だけを見てもそれがアメリカシロヒトリかどうか判別出来ないと思う。)
でね、毛虫状態の時って、自分の中のイメージでは、まぁ体長1センチくらいで太さっていうの?言い方がわからないけど、2〜3ミリぐらいな感じかなぁって思っていた。それが、このまえ実物がいたからマジマジ見たら・・・げげげ・・・1センチなんてそんな小さなもんじゃない。3センチくらいあるんじゃないの?ってとにかく大きい。自分がイメージしていたのの一回りどころか二回り、三回り以上も大きい感じ。
これが成虫になると1センチくらいになっちゃうわけ?




かなり前に蝶(だったと思ったけど・・・)はサナギの状態の時、中はどうなっているか?みたいな問題があって、答えは「液体状(液状?)になっている」だったんだよね。「液体状になってる」って言われてもイマイチピンッ!とこないけど、感覚の問題として幼虫から成虫になる時にはメチャクチャすごいエネルギーというかパワーというか、そういうものが必要なんだろうなっていうのはわかる。ものすごい劇的な変化ってことでしょ。



人間が子供から大人になるのも「劇的な変化」ではあるけど変態みたいな「次の日起きたら別人みたいになっていた」ってことはないじゃない。毎日少しずつ成長していく。「変態」じゃなく「成長」。けど、人間だって本当は毛虫が成虫になるのと同じくらいのエネルギーが必要なはずで、でも毎日のことだからそれと気付けない。
肉体的なことばかりじゃなく、精神的なことだったり経験だったり、大人になるためには(っていうか「自分が成長していくためには」が正解かな?)ものすごいエネルギーが必要なんだろうなって思う。
けど、連続していく毎日の中でそれを常に意識しているのは難しいし、昨日と特に変わらないように感じる今日だったり・・・



人間の場合は自分自身が少しずつでも「区切り」みたいなものを設定してちゃんとやっていくしかないのかな。
成長するためには似たような毎日を漫然と過ごしちゃいけないってことなのかな。