枝豆

少し前にお母さんから枝豆を大量にもらった。マジですごい量。
で、まぁ、もらったものだから食べるよね?茹でて。

二日間くらい連続で山盛りの枝豆をおやつ代わりに食べてた。



で、一昨日だったかな、またお母さんが「枝豆いる?」って持ってきた。で、言った。


「この前の枝豆どうだった?」
「え・・・美味しかったですけど・・・。」
「そう?不味くなかった?」
「えぇ、みんな食べちゃいましたけど・・・。」
「ほんと?龍子さん、美味しい枝豆食べたことないんじゃないの?あたしはさ、美味しいの食べたことあるから不味くて食べられなかったよ。だからみんなあげちゃったよ。」
「・・・。」


え?ってことは今回持ってきてくれた枝豆も不味いからもってきてくれたのかな?
でも、家はお世辞でそういったわけじゃなくて、別にみんなフツーに美味しく食べてたよ。そりゃ「これ、世界一美味いよ!」ってくらい美味しい、美味しいって言ってたわけじゃないけどさ。


で、その後娘に
「この前の枝豆不味かった?」と聞いたら
「別に・・・フツーだったけど・・・。」と答えた。
だからお母さんとの会話の話を娘にしたら・・・
「それはさ、おばあちゃんちは本当に美味しい枝豆食べてるからでさ、あたしは別にこの前のでフツーに美味しかっただけのことじゃないの?ホラ、『だだちゃ豆』とかさ、そういうの食べたんじゃないの?」

・・・そうかもね。あたしも世間で言われてるおいしい「だだちゃまめ」とかって食べたことがないから本当の「美味しさ」を知らないんだと思う。でも、逆にもし本当に美味しいものを食べて今まで食べてたものを「不味いなぁ」って思うとしたら・・・それはそれで困るなぁ・・・。


ちなみに、家の子は「あわび」と「うに」を不味いと言う。たぶん安物しか食べたことがないからだと思う。よくテレビ番組とかでお寿司になってる「ウニ」一貫何千円とかいうのが出てくることってあるでしょ。ああいうのを食べたら「ものすごく美味しい」っていうんじゃないかと思うの。
ま、個人的には美味しいものを食べるしあわせっていうのはあると思うけど、平凡でひょっとすると不味いかもしれないものを「毎日」食べて生きていられるしあわせっていうのもあると思うのね。
あ、これって負け惜しみみたいに聞こえるかな。でも「毎日」食べられるってすごいことだと思うのよ、本当に。