なにを今更、と思うこと。

【自然減51万人=鳥取県分が消滅 出生数90万人割れ、担当相「驚異的な数字」】


こういうニュースが出るたびに思いますが、なんかホント今のご時世なら当たり前じゃんと思ってしまう。
そもそも・・・今の世の中は一人で暮らしてた方が「ラク」なんだから結婚も出産もしないのがいいに決まってる。


自分の時間も、自分で稼いだお金も、全て自分で使えるほうが「ラク」に決まってるし、世の中が便利に出来てるので「家事」を自分でやる必要もなく(まぁそれにかかる支出はありますが)そうなれば結婚する意味って、ある意味「精神的」なこと以外では不要だと思う。
単純な「恋愛」なら別に結婚する必要もないしね。付き合っているだけなら「責任」もないから結婚するより「ラク」。


そう考えるとこれまでの結婚→出産という流れがなくなるのも当然。


で、じゃぁ昔はどうだったかというと「結婚して一人前」「結婚して当たり前」みたいな考えが「世間の当たり前」だったから。
(しかも女性に関していうなら25歳までに結婚するのが「普通」っていう考えがあったぐらい。)
「当たり前」だから結婚に対して当人は「結婚しなければ」と思うし周りも「いい人がいたら紹介しよう」みたいに「前のめり」だったはず。
子供も「結婚したら子供がいるのが普通」というのがあったはず。
だから結婚してない人、子供がいない人に対しての「風当り」が強かったはず。


でも今は「結婚」を持ち出しても「子供」を持ち出しても「ハラスメント」みたいになるし、なんでもかんでも「個人の自由」になっている。
(だからうかつに「イイヒトを紹介」も出来ないはず。余計なお世話ってヤツです。)
「個人の自由」って言われたら・・・そりゃぁ一人の方が「ラク」でしょってハナシ。


ハッキリ言ってお金とか物理的な(保育園とかみたいな)「対策」していてもこの先も少子化なんて止まらないと思うよ。
「結婚しなきゃならない」とか「子供を産まなくちゃならない」っていう「精神的」なものがなければ無理だと思う。


そういう気持ちになるための対策って・・・子供一人産んだら一生家族みんなで贅沢してタダで暮らせるとか・・・それぐらいじゃない?
(それくらいなら「産まなければ」までいかないにしても「産んで【損】はない」→「産んでもいいかも」ぐらいな気持ちにはなるかも。)



ちなみにアタシは(他人に押し付けるつもりはないですが)自分が親から受け取ったものは次の世代に返していかなければならないと思っていて、そして超ラッキーなことにダンナと出会えたのでソレを共にささやかながら果たしてきている→この先も果たしていこうと思っている。


そしてコレを書いてて思いました。
これってPTA(PTA役員)とかでも同じことがいえるのでは。
昔はみんな自分の子供がお世話になってるんだから「1度はやって当たり前」みたいなのがあったはず。そりゃぁやらずに済んだらラクだし、ほとんどの人はやりたくないはず。それでも「最終的にはやらなくちゃならない」と思ってやってたはず。
でも今は「任意団体なんだから入りたくなければ入らなくてもいい」とか「お金出して業者にやってもらったらいい」みたいな考えの人が増えてきたしそれが「正しい」し「当たり前」になってきてる。


結局自分の時間やお金を割くのがイヤってこと。(たまに「PTAの役員をやらない代わりにお金を出す」みたいな意見も見ますが・・・じゃぁ年間子供一人に10万とか言ったら絶対「高すぎる」って言うでしょ。)