なんだか悲しいような・・・複雑な気持ち。

ものすごく少しずつですが家の中を整理しています。
で、まぁ長らく(たぶん結婚して数年から10年経ってないくらいの時から)仕舞って置いた食器などをリサイクルショップに持ち込んでいます。
アタシとしては使わないけれど箱入りの未使用品で、捨てるには惜しいというかもったいないので持ち込んでいます。ハッキリ言って欲しいという人がいるのなら(それを知るすべがありませんが)ただであげても良いと思っているくらいです。
なので持ち込んだ結果が「100円」でも、それで良いですと買い取ってもらいます。


1個(セット)100円か・・・。



別に金額に不満があるわけではないです。手放したいと思って持ち込んでいて、例えば不燃物として捨てるよりはずっと良いと思っている。食器側からしてもひょっとしたら誰か「欲しい!」と思う人に使ってもらえるかもしれない「チャンス」なわけで。



ただ・・・なんというか、その持ち込んだ品物の中には結婚する時に実家で持たせてくれたご飯茶碗+取り皿10客セットみたいなのもあり・・・その気持ちを考えるとなんだか悲しいというか・・・。


そういうこと言うんだったら手放さなくちゃ良かっただけでは、と言われそうですが、なんというかホント、これまでも1度も使ってないし、たぶん今後も「絶対」使わないと思うので手放したかったという気持ちにウソはないのです。
ただ、それを持たせてくれた当時(というかそれ以前)は自宅で結婚式なり葬式なりをすることはフツーにあって、特に一世代前の母の時代はそれこそが当たり前だった。そして今なら仕出しを頼むなり、全て業者に任せるなりで自宅の食器なんか一切使う必要はないけど、当時はそういうものが揃っているのが普通というか、揃えておくものだ、みたいな考え方があったと思う。
だから実家の親もアタシにソレを持たせたのだと思う。(嫁ぎ先で困らないように、ということ。)


そういう親の気持ちを考えると・・・手放すこと自体に罪悪感みたいなものがありますが、でも一方で今後ソレを使う機会があるのか考えると・・・まずないな、と思う。今時親戚どころか家族ですら集まることって少ないですよね。(結婚しても夫の実家には行かないみたいなのもあるくらいで。)



なのでもう「時効」みたいな感じで手放すことにしました。アタシが死んでから後始末する人だって、モノは少ない方が絶対ラクだと思うから。(メチャクチャ値打ちモノだったり高価なモノだったりはいくらでも残っていて困らないと思うけど。)だから後悔してるとかそういう気持ちとは違いますが、あの時色々考えてくれた親の気持ち=100円みたいな感じがして・・・もちろん金額はそういう気持ちとは全く別の「品物」に対してのものだってこともちゃんとわかっているのですが、気持ちとあと当時の実際の購入額(もちろんアタシは知りません)なんかを全部合わせた結果?が100円みたいな・・・なんだか悲しいというか色々複雑な気持ちになりました。



100円か。