お母さんの世界

あくまでもアタシの「感想」です。



最近知ったのですが、家のお母さんは株を持ってるらしいです。
で、まぁアタシの気持ちとすると他人の財産に特に興味はなく(だって、他人がどんなにお金持ちだとしても自分の生活にはなんの関係もないじゃないですか)そして、もっと現実的?なことを言うならアタシにもダンナにも相続関係がないので、本当に関係ないハナシなのです。


だけど・・・



先日親戚の前で「株って儲かるよねぇ~」なんて言うのを聞いて「え?そんなに儲かる?」とアタシは思ったのですが、どうやら話を聞いているとお母さんは30~40年前に某企業(たぶん日本人で日本で暮らしてる人なら「ほぼ」聞いたことぐらいはある大企業)の株を買って持っているとのこと。お母さんはその企業に勤めていて、その時に買ったとのこと。(今はどうか知りませんが結構ありますよね、こういうのって。)


で、その株が分割されて今は1000株になってるとのこと。
「儲かる」って、どんなに儲かるのかと思ってちょっと調べちゃいました。(メチャクチャ下衆な感じです・・・。)


すると・・・


確かに「儲かる」と言っても大袈裟じゃない感じ。
お母さんの言ってることが本当なら時価?で1500万ぐらいだし、配当も年間で10万ぐらいになりそう。それなら「儲かる」って言いたくもなるかも。



しかし!
アタシはここで言いたいのです。
株をやってる人ならわかると思うのですが、株って1株数百円のもあるのです。イヤ、仮に1株1000円で単元株100だったとしても100000円で株主です。で、たぶんそういうところの配当って大したことなくて、年間でも数百円とか、全然フツーです。(そもそも配当ってその企業が儲かってなければ出ないものですよね。)
だから、まるで株を持ってる全員が儲かってるみたいな言い方ってホント、やめてほしいんです。


ちょっと前に書いてるように、ダンナは多少の株を相続しましたが(アタシは相続には全く関係ないですが、手続きのお手伝いをしたので金額はちょっとわかる)はっきり言ってお母さんが持ってるほどのものではなく「儲かる」みたいな感覚は全然ないです。(そりゃぁ金額の大小に関わらず配当が出れば「わぁ~い!」って気持ちはありますけど。)



で、その親戚の前でも「いっぱい相続してるんじゃないの~?」とかいうから(アタシは直では全然関係ないので)「えぇ~そうなのかなぁ~?」ととぼけましたが・・・なんというか、自分が儲かってるからって全員がそうみたいに思うのはホント、やめてもらいたいです。
まるで、お母さんレベルの株を何十社分も持ってるみたいな言い様。
勘違いも甚だしいです。



人間てどんなことに対してもだと思いますが、自分が体験、経験したことが全てなんだっていうのはわかります。
この「体験」には他人から聞いたことなんかも入りますが、はやり自分自身が体験したことって強い。
でも、ですよ、世の中の全てを体験してるわけじゃないのだから、自分が知らない世界もあることをわかって欲しい。
自分が知ってる世界=世の中じゃないとわかって欲しい。


株持ってるからって持ってる人全員が「儲かる」わけじゃないから。