「~ぐらい」の裏側。

まぁまぁ長く生きてきて、最近ようやくわかってきた「~ぐらい」って言葉。(「なら」「程度」という言葉に置き換えられる時もある。)



この言葉を使う人は「~ぐらい」の「~」の部分に余裕がある人だとわかった。


例えば、よくなにか(勉強とか運動とか)を続けるのに「毎日10分なら続けられますよね~」とか、健康食品とかサプリメントとかでも「毎日〇〇円なら無理なく続けられますよね~」みたいなの。
他にも「10分ぐらいでいいので~」とか「~分くらいなら時間とれるでしょ」みたいな、日常会話の中でも結構使われるフレーズじゃないかと思う。



でも、ですよ。
アタシは最近思うのですが、もっのすごく忙しかったり(ブラック企業勤めとか?)すると、例えば5分あったら寝たいみたいなのあると思うんです。本当に忙しいとその「5分」すらも自由にならない時がある。
ってことは、「5分ぐらい」って言える人にとっては、少なくとも5分以上の「余裕」があるってことなんですよね。

お金でもそうで、例えば1万円持ってる人に100円貸してと言ったら(もちろんイヤって人もいると思うけど)100円なら貸してあげるかって思えるかもしれないけど、これが100円しか持ってない人だったら「全財産」なわけで、ちょっとムリだなってなると思う。


場所でもそう。よく「畳半分程度の場所があれば~」とか言われても、自分が三畳ぐらいの部屋に住んでたら・・・畳半分て相当よ?十畳ぐらいの部屋に対する半畳と三畳ぐらいに対する半畳って全然感覚が違うと思う。


というわけで・・・アタシ個人の気持ちとしては「ぐらい」って言葉を使う人はアタシと価値観が違う人で・・・信用ならない。