奨学金

最近というか、よく考えると結構前からだと思いますが、奨学金について色々言われています。
特に多いのが「貸与型ではなく給付にするべきだ」みたいなの。



アタシはコレ、ハッキリ言って賛成出来ないです。
っていうか、今も成績優秀な人には給付型ってあって、それがあれば十分じゃないかってアタシは思うのです。
ちょうどラジオで奨学金についてやってたのを聞いて、その中で「学びたいという意欲」みたいなことを言ってた人がいたのですが、確かに学びたい意欲っていうのは大事だと思うけど、「ただ」意欲だけを条件にしてなんでもかんでも「給付」っていうのには賛成できないです。



確かに家庭の経済状態で高校とか大学とかにいきたくてもいけない状態の人を全て切り捨てて「お金ないんだから大学なんかに行かなくてもいいじゃん」て簡単には言えないです。けど、一方で「大学行きたいなぁ」みたいな気持ち「だけ」にお金をかけるのもどうかと思う。
やっぱりお金を出す以上一定の学力というか、「なにか」を必要とすべきだと思う。



だってさ、もし「意欲」だけなら定年退職したような人で、でも子供にお金をかけちゃって大学行くようなお金はないけど、大学行きたいなぁって人にもお金出してもいいってハナシでしょ。(こういうこと言ったら年齢制限とかいうのが出てくるんだろうなぁ。)



前に、テレビでテニスだったと思うけど(テニス留学?)してる人についてやっていたんだけど、学校の成績もテニスも両方とも結果を出さないと打ち切られるって言ってました。
だから給付型にするんだったら「意欲」だけじゃなくてちゃんと「結果」を求めた方がいいと思う。
(っていうか、こういうのは今も給付型であると思うのですが・・・。だからアタシは今のままでいいと思います。)



むしろ、ただ「意欲」だけで貸与型OKで貸してることに問題があるのでは。
なんでもかんでも貸してるから後になって「返せない」みたいなことになってるのでは。



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ラジオでは「給付型じゃなくて貸与型だということをもっと強く案内すべき」とか「奨学金という言い方が良くない」みたいなこと言ってましたが・・・自分自身のこととして考えたら高校生だって「給付型と貸与型がある」っていうのは普通に説明きいてればわかると思います。(実際何十年も前のハナシですが、アタシは説明聞いてそれを理解してました。)
その説明をよくわからないまま「奨学金だから【もらえるんだ】」みたいに思って借りてる人がいるとしたら・・・むしろその説明がわからないまま大学行くことの方が問題なんじゃないの?大学生として。