今時の日本を象徴しているような話しだと思った。

少し前にネットの記事で「やまない雨はない」っていう言葉に対するもので「やまない雨はないとかじゃなくて 今降ってるこの雨がもう耐えられないっつってんの」っていうのを見ました。
「名言」とか言われていて、共感の嵐・・・みたいな感じらしいですが、個人的にはホント、今時の感じ・・・と思いました。




あの・・・こういう「本音」みたいなこと言われたらさ、じゃぁまわりの人はなんと言えばいいんですか?
あ、よく本当に悩んでるだか、落ち込んでるだかみたいな人には軽々しいアドバイスはしちゃいけなくて、ただ話しを聞いて相槌をうつくらいでいいっていうのを聞きます。
たぶん、本当だと思います、ソレ。



けどさ、世間一般の皆様はどうかわからないけど、少なくともアタシはそこまで出来た人間じゃないからアドバイスみたいなこと言っちゃうと思うんですよね。
それこそ「やまない雨はない」みたいなこと。



それを完全否定されたら・・・なんかもうミモフタモナイ感じ。
だったらもうアタシに打ち明けるのをやめて欲しいくらいに思ってしまう。



昔の人だって、そういう声を掛けたら全て解決するなんて思ってないし、声を掛けられた方だってそんなんじゃ解決にならないよって思ってると思う。
でも、それでも相手が心配してくれてるとか、そういう自分のことを思ってくれてるソノ部分を感じて「もうちょっと頑張るか」とか「まだなんとかなるかも」みたいな気持ちになってたんじゃないのかな。





そもそも日本人て、相手のこと「察する」のが非常に上手かったはずなんだけど、最近はその「察する」っていう「能力」が恐ろしいくらいに低下してると思う。(自分も含めて。)
だからすごく直接的に「知ったようなこと言うな!」って気持ちになっちゃうような気がする。
その言葉のもう一歩奥の気持ちを「察する」ことが出来たらね・・・って思います。