「嘘をつく」までではないけど、これが「認めない」ってことか。

以前、実家の母のこと(家の方の親戚が実家に行くってハナシ)を書きましたが、今回また似たようなことが起きたので書いておく。


ちょっと前の話なのですが、実家に生えてるスイセンの株が欲しかったので欲しい株(花の種類が沢山あって、花が散るとわからなくなる)をわかるようにしておいて欲しい、予定確認して行ける時になったら連絡するって伝えてありました。
その時に母が、父が亡くなって色々整理していたら銀行の証券?(定期預金がいくらとかいう、通帳とは違う紙1枚のもの)が出てきて、それがまだ生きてるのかどうかを確認しに行きたいと言われました。


その後、自分の予定を確認して一週間前くらいに「来週の火曜日、お母さんに特に予定がなければ行きたい」と伝えたらOKと言われた。その時に「あ、そういえば金曜日で薬が終わっちゃうから・・・・でも、それは兄ちゃん(アタシの兄)土曜日休みだっていうからに頼めばいいか」と言われ、当然兄に頼むもんだと思っていた。
(だって、アタシはアタシの予定を確認して伝えて、来週の火曜日でいいよって言われたんだから。)



すると・・・水曜日(ということは1日経ってるってことね)の夜に「悪いけど明後日(金曜日)来てくれる?薬なくなっちゃうから薬をもらいに行きたい」と電話がかかってきた。
え?と思い、

「明後日行くのはいいけど、アタシ午前中は用があって行けないから午後だよ。」
「午後でも銀行やってるかな。」
「3時までならやってるよ、薬は何時に行けばいいの?医者って3時からとかじゃない?」
「そうそう、薬は3時から。」
「それじゃ、午後に行くからね。アタシ午前中は行けないから午後だよ。」
「わかった、じゃぁお願いね。」

こんな感じの会話をした。とにかく午前中には行けないとハッキリ伝えて、伝わったと思った。(アタシにはそう感じられた。)


で、金曜日になり、用事も頑張って早めに済ませ、いざ出発!みたいなところに母から電話がかかってきた。

「今日来てくれるんだよね?」
「うん、行くよ、今から出るところ。」
「なんだ、もう1時間くらいずっと待ってるんだけど・・・。」
「えぇ!だって、今日は午前中は行けないって言ったじゃん。午後行くからねって言ったじゃん。」
「あぁ、そうだっけ・・・じゃぁあと1時間くらいかかるよなぁ。」
「うん、これから行くからね。待っててよ。」


とこんな感じ。
アタシ自身、なぁんとなくこんなことになるんじゃないかなぁっていう「予感」はあったのですが、あれくらい「午前中は行けないよ」って言ってわかったみたいな感じだったから、まぁ大丈夫かなと思ってましたが・・・やっぱりダメだった。


で、実家に行ってから「今日は午前中はいけないって言ったじゃん」というと「うん・・・わかってたんだけど・・・」ともにょもにょ言っている。


イヤ、「今日来るのか」って電話してくるぐらいなんだから全然わかってないじゃんと思いましたが、こういうのが「非を認めない」みたいなことかなって思いました。
なにか、自分の「非」というよりは「年齢による衰え」を認めたくないってことなのかな。


なにか、実家の母を見ていると「老化」みたいなのの「見本」みたいな感じで、動作が遅くなるとか、若い時より頑固になるとか、言ったことを忘れる・言われたことを覚えていないとか(でも両方とも出来てるつもり)、将来の自分を見ているような、そんな気分になる。


言われたこと(予定とか)を忘れるんだったら書いておけばいいじゃんと思うのですが、きっと「これくらい覚えていられる」みたいな気持ちが(たぶん)あって、それでメモしておくこともしないんだろうな。


そういうこと考えると、メモしておくっていうのは若い時から習慣付けるのが良いのだと感じる。
いやぁ~・・・悪気が無いのは十分承知しているけど・・・たまらん・・・。