醜形恐怖、全身醜形障害

きのうNHKのラジオを聞いていたら(外見についての内容)【醜形恐怖、全身醜形障害】という言葉が出てきた。(形は型かも・・・)
これは、顔といわず、胸の形、脚の太さ、お尻の形等、とにかく全身に不満(と言うかどうかはよくわからないけど)があって整形をし続けるというものらしい。精神科医の先生が言うには「とにかくいじらずにはいられないというか、かえって前の方が良かったという場合もあるくらい」なんだそうだ。コワイ・・・。


私自身は、外見についてのことは小学生くらいからず〜っと色々言われ続けてきてるけど、最近ではもう慣れた(というか麻痺した、麻痺させてきた?)からあんまり気にならない。っていうか、ある意味女を捨ててるっていうか、「キチンとした」オバサンになったというか・・・。


テレビなんかを見てると(テレビに出てるような人は大抵美人だから)「あぁ〜、あんな顔に生まれていればなぁ・・・」と思うことはしょっちゅう。だけど、整形してまで美人になりたいとは思わない。そこまでの強い思いはない。(ひょっとするとこれは面倒くさがり屋だからかも・・・)
でも、その一方で外見はものすごく重要だとも思っている。だってさ、やっぱり恋愛とか面接試験とかって時には第一印象ってものすごく重要でしょ。特に面接試験なんて、たぶんみんな似たような成績(っていうの?)だと思うし、そうなれば容姿っていうのも判定するための一つの要素ではあると思うわけ。まぁ、実際に付き合ってみたり、仕事したりするうちに段々その重要度?は低くなっていくような気はするけど・・・。

はぁ〜、それにしても容姿のことって、言ってる人はたいして強い意味を込めていなくても(ホントのことを写実的に言っただけでも)、言われた側は結構堪えてるんだよね・・・。



ちなみに、私は歯並びがすごく悪く、小さい頃から色々言われてきた。それに外見上のこと以上に歯磨きが難しい、だから虫歯になりやすい。(歯科医院での歯磨き指導?でも、「う〜ん・・・そこはどうやって磨いたらいいのかなぁ〜」とよく悩まれる。いや、だからこっちが聞きたいんだって・・・と思う。)で、残念なことに娘はその部分をそっくりそのまま受け継いでしまった。今、矯正中。
私は矯正は見た目以上に歯のため、体のため?(噛み砕いて消化するっていう・・・)にした方がいいのかなぁと思っているけど、これもちょっと方向の違う「整形」みたいなもんなのかなぁ。


さて、全身醜形障害というのは体をいじり続けるって言っていたと書いたけど、これを聞いていて、なんか拒食症と似てるなぁって思った。どっちも「そのままでいいんじゃないの?」っていう周りの声には耳をかさず、とにかく際限なくやるから。でも精神科医の先生は違うものだと言ってたと思う。違うのかぁ・・・でも似てると思うんだけどなぁ。



あと、男性と女性ではやはり女性の方が容姿を気にするのかというような問いに、先生は「そんなことはない、たぶん同じくらいだと思う」と答えていた。へぇ〜、これは意外。


それから、全身醜形障害っていうのは(精神科医の先生が言うには)、きっかけは異性かもしれないけど(例えば好きな人から「ちょっと太めだね」みたいに言われるとか)最後は同性を相手?にするようになるんだって。テレビに出ている同性のタレントよりもキレイになりたいとかっていうように。
とにかく、本人が思ってるほどまわりはなんとも思ってないのに、全く受け付けないっていうのは「妄想」だって先生が言っていた。本当にコワイなぁ・・・。