世の中は無常、無情だなぁと思う

自分は今のところ結構普通に暮らしていると思う。
この「普通」っていうのが自分で言っていながら良くわからないけど、とりあえず今日1日はなんとかなるっていう感じ。経済的なことはもとより、精神的なこと、肉体的なこと、全てにおいて「とりあえず今日1日は昨日と特に変わりなく過ごせる」感じ。


最近知ったことだけど、近所(よりは遠いかも)にダンナの同級生が住んでいる。田舎として普通な一軒家。一軒家だからというのもヘンな思い込みだけど、当然家族と一緒に住んでるものと思ってた。私がPTAの役員をやってた時の資源回収にも協力的で結構沢山出してくれたりもしてたし。
それが、ダンナが地区の役員をやってる都合上、たまたまその人の話が出た時に、なんと奥さんは数年前に亡くなっていて、今はその家に一人で住んでるんだって。そして、なんと4月からは「単身赴任」になるらしい。へぇ・・・。
そのお宅よりももう少し近いところには、出産時に赤ちゃんと奥さんを同時に亡くされた方が住んでいる。もう結構前のことだけど、あたしたち夫婦よりずっと若いはず。
それから、私たち夫婦よりもうちょっと歳が上だと思うけど、病気で息子さんを亡くされた方もいらっしゃる。


人間て、1秒後に起きることもわからないことはわかってる。
でも病気とか事故とか、例えば犯罪に巻き込まれるとか、状況は色々あると思うけど、本当に何が起きるかわからない。
そういうことを考えると本当に怖くなる。
だからきっと考えないようにして毎日を生きてる。



それから犯罪を起こしてしまった側の人。
その人にも、その人の事情があるはず。だからって殺人をいいことだとは決して思わないけど、いつも思うのは(以前にもここに書いたことがあるはずだけど)後になってから「アイツは何時か何かをすると思ってた」っていう話。
そう思っていても誰もその人に手を差し伸べようとはしてないわけね。「アイツはいつかなにかをしそうだ」と思っても「別にオレには関係ないし」って。ちょっとピッタリした言葉じゃないかもしれないけど・・・ものすごい疎外感。
後になってから「アイツはやると思ってた」ってさ、そういうのってアリなの?って思っちゃう。



世の中は本当に無常で無情で、あたしも何時普通じゃなくなるかわからない。
そして普通じゃなくなった時に「そうなるんじゃないかと思ってました」って言われるんだろうな。

そういう世の中。