普通の生活

被害の状況がハッキリしてくるにつれ、その深刻さというか「広さ」みたいなものを感じます。本当に大変なことです。


私は海辺近くに住んだことは一度もないので「津波」ってものを見たことがありません。ただ「水」に関してはものすごく怖いイメージを持っていて、例えば川の増水なんかに対しても正直なところ必要以上に警戒心があります。(だから台風なんかで近くの小さい川の水が増えただけでも内心「異常」なくらい不安になっています。)そして、住んだことがないからか、海辺を通るだけでも実は何か不安なんです。自分でもその正体はわかりませんが、水に対する恐怖心みたいなものがものすごく強いんです。夜の海なんか本当に怖くてたまりません。漁に出ている人達があの真っ暗な海で全うな精神でいられるのが不思議とさえ感じます。


今回ニュースなんかで流れる津波の映像を見て、その水(海)に対する気持ちはますます膨らんでもう怖くてたまりません。怖いです。
津波って本当に恐ろしい。
自動車でも家でもが、まるで洗濯機の中にでも入ったかのようにグルグル流れている。
怖いです。
そして、たぶん津波の怖さを知っている人達でさえ逃げ遅れるぐらいなその早さ。怖いです。
全てが流されてまるで戦争の後みたいなその景色をみていると、自然の力の前では為す術もない、人間の無力さを感じます。
ガス、水道、電気等、普段有難く使っているものの有難味をより一層強く感じます。
普通と思っているものは普通じゃなくて、もっとその「普通」を大事にしなくちゃいけない。
こういう時だけじゃなくて、普通の生活を普段から見直した方がいいのでは・・・と感じます。