終身雇用

すごく言われてる「働き方改革」、またラジオでやってたので。



考え方が古いと言われると思いますが、アタシは終身雇用とか年功序列とかってマイナス部分もあるかもしれないけど基本的には良いことだと思っています。
雇われる側としてのメリットとデメリットを考えたらメリットの方が大きいとアタシは思ってる。
なぜなら(そりゃぁ業績がメチャクチャ悪くて会社が倒産する・・・みたいな場合は別ですが)基本的に解雇されることがなく、給料も(少なくとも)減ることはないわけですよね。
ってことは将来に向けて色々と「計画」出来ると思うわけです。
あくまでも社会の仕組みみたいな深いところのハナシではなく雇われる側としてです。最近盛んに言われてる派遣切りとか雇止めとかリストラとか、いつ仕事が無くなるか、みたいなこと考えていたら結婚みたいなことってなかなか踏み切れなくないですか。
高度経済成長期みたいに前の年より絶対給料が良くなる、まででなくとも真面目に仕事してたらお金は稼げるっていう感じはものすごく大事だと思うんだけど。


で、こういう終身雇用みたいなハナシが出てくるとスキルアップして職場を移った方がいい、みたいなハナシも出ますが、それとこれとは別問題だと思う。終身雇用だからって会社辞めちゃダメって言ってるわけじゃないですよね。自分の能力ならもっと高い給料をもらえるはずだって思う人は自分の能力をもっと高く買ってくれる企業に移れはいいだけのハナシだから。



で、ラジオでやってたのは定年後の働き方について。
ちょっと職種とかそういうのは忘れましたが60歳定年でそれ以降も働き続けたい人は再雇用だったかな、そういう扱いになるらしくそれまでの給料の半分くらいになるんだそうです。(まぁそれが不満ということなのですが・・・半分になっても最低賃金以上は貰ってるはずで・・・退職前は相当いい給料だったんだな、とか思ってしまいました。)
で、そういうふうに給料が下がってしまうと人材、技術の流出に繋がりかねないってことで、そういうのをなくすべく65歳まではそれまでと同じ、さらに70歳までは70%の給料で働き続けることが出来るようにした、みたいなのが紹介されました。



これを聞いていて思いました。
定年後のハナシだとは思いますが、これって結局雇う側が終身雇用みたいなのを望んでいるのでは。
まぁもちろん能力のある人限定なのかもしれないから凡人には当てはまらないハナシなのかもしれないけど。




なにか色々と世の中の矛盾みたいなのを感じる。