そこまで言うんだったら・・・

ここのところいっぱい書いてる「老人の運転→免許返納」についてですが、車を運転しなくなった場合の日常生活の不便よりも返納して事故を起こさない方を優先すべき、みたいな意見があります。
そりゃ、事故は起こさないのがいいに決まってるし、日常生活に不便がないのであれば免許も返したほうがいいと思います。



が、アタシは第三者である世間の皆様や、親のことを助けられない子供が「返せ、返せ」というのはなんか違うというか、無責任だと思う。実家の父は今も運転していて、万一事故で誰かを傷つけた場合、アタシも関係ないとは言ってられないです。
でも、現実問題として、今免許を返納して毎日(じゃなくても週一、週二でも)「送り迎えして」って言われたら・・・出来ないです。
そして、歳をとったらそういうことになるってわかっているんだから便利のいいところに引っ越したら、みたいなハナシも出ますが・・・現状田舎の土地や建物なんて(そもそも「過疎地域」みたいなものだから)買い手がつかなく、引っ越しするお金やらなにやらをどうしたらいいのかみたいなのもあります。田舎に住んでもOKな若いヒトが買ってくれるんでしょうか、きっと買ってくれるんでしょうね、老人の免許返納を助けるために。



でも、若い人にしてみたら田舎に住んでも仕事がない、みたいな感じで田舎に寄り付かない。


つまり、田舎に住んでる老人もアブナイから生活に支障があっても免許返納しろっていうなら、日常生活が立ち行かない。
アタシからするとそれってじわじわとただ死んでいくのを待つみたいな感じがしてならない。



だから、そこまで色々言うんだったらそれこそ「死ぬ権利」みたいなのが欲しい。
若い人を殺さないためにっていうならもう死ぬ権利が欲しいです。


でも、こういうこというとまた「倫理」とかいう言葉が出てくるんだろうな。


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運転免許を取得できる年齢が決まっているのは責任とれるかどうかっていうのもあると思うし、つまりその年齢以下の場合は親に「監督責任」(とかもっと言ったら扶養義務みたいなのも)があるから親が送り迎えなりしてるんじゃないかと思うわけ。
ということは、年齢制限設けて高齢者が運転できなくなったら「子供」に「監督責任」があるから一緒に住んで送り迎えしてあげたらいいと思う。
出来るヒトいる?