匠とカリスマ

今日、職人さんと話していたら「【匠】なんて言われても畏れおおくてとても・・・まぁねぇ、職人程度だな」というようなことを言っていた。その職人さんは日本中でも数少ない技術の持ち主だと思うけど、その職人さんは【匠】っていう言葉を自分に使われることはとても心苦しいという。

それを聞いて「カリスマ」って言葉が頭に浮かんだ。今っていろんなところで結構数多くの「カリスマ」がいるでしょ。でも、私はカリスマって世界でも数人程度くらいで、ようやくカリスマって言えるんじゃないかと思うの。そんなにいっぱいカリスマっているはずないと思うのよ。

だから、その職人さんにもチラッとそんなことを言ったら(決して若くない人なので)「今の人達は結構簡単にそういう言葉を使うけど、【匠】とか【カリスマ】とか(カリスマの方が匠より更に少ないと思うけど)そうそう使える言葉じゃないはずだよね、本来は。」と言っていた。

私も本当にそう思う。