「たちまち」ってどんな意味で使ってます?

今日ラジオを聞いていたら「たちまち」の意味についてやっていた。
(最初から最後までキチンと聞いてたわけじゃないので間違っていたらすみません。)


あたしは、「たちまち」って言ったら「すぐに」「あっという間に」みたいな意味しか思い浮かばないんだけど、なんと広島では「とりあえず」っていう意味でも使うんだって。それもその使い分け方がイントネーションで決まるらしい。


たちまち:−−−−:すぐに
たちまち:−_−_:とりあえず


という感じらしい。(イントネーションの表記みたいに出来なくてすみません。)



へぇ〜、なんかすごいね。それでね、ちょっと残念というか、悲しいというか・・・うちの辺りはまずまず標準語みたいな感じの言葉をしゃべっているんだけど(もちろん「私が知ってる方言」で書いてる通り全然違うのもありますが)イントネーションが完全に標準語とは違っているわけ。標準語として存在している単語もイントネーションが違う。
で、この「たちまち」のイントネーションも広島の方言(方言なのかな?)の「とりあえず」のイントネーションなのよね。今日ラジオを聞いていて初めて知ったんだけど。


イントネーションで意味が違うとは・・・あ、「あめ」みたいなもんか。でもなんか紛らわしいなぁ。



で「方言」なのかもしれないけど(広島だけじゃないかもしれないけど、ある特定の地域でしか通じないとしたらやっぱり方言だよね?)この「たちまち」については若い人も使ってるんだって。(「若い人の方が使ってる」だったかもしれない。)
よく使われる場面は「とりあえずビール」っていうのが「たちまちビール」っていうんだって。「とりあえず」より「たちまち」の方がノリだか勢いだかがあっていいのかなって言ってたような気がする。へぇ〜・・・。


そして今時の若者はメールで更に「タチ」だか「タチマ」だか「タチマー」だか短くして使ってるそうだ。へぇ〜・・・。



でも、この「たちまち」=「とりあえず」っていう意味は、実は平安時代にもそういう使われ方をしていたみたいで、それが本当なら広島にだけその使われ方が広まったのか、広島の人以外はいつの間にかそういう使い方を忘れちゃったかどっちかってことよね。


どうぞ、広島の方々、これからもず〜っと「たちまち」=「とりあえず」を使い続けてください。